なるろぐ

ADHD/ASDの記録

床の上のモノをなくしたい願望と抱き枕

 

掃除機って、10分で部屋中かけられるんですね。
わたしの部屋は(たぶん)6畳。収納がないのでパイン材の棚、ポリプロピレンボックス、パルプボードボックス、本棚、折りたたみ式の机があるので実質的な床面積はそんなにないと思います。
昨日の朝、ちょっと床に落ちていたものを机の上に載せて掃除機をかけたら10分で終わりました。以前のわたしならたぶん1時間かけても半分くらいしか(床の上にモノがあるから)かけられなかった。

最近、片づけられるようになってホコリが目立つことに気づいてしまいました。そうなるともう、なにもかも収納の中に入れたくなってきます。
机の上を拭くのも面倒。まあだいたいなんでも面倒なんですけれど。

焦るとよくないのはわかっているので、8月末くらいまでに床の上のモノは最低限にしたい。こういうところはミニマリスト思考なのかな。まあでもミニマリストという言葉に縛られることもないかと思います。自分が少しでも生きやすくなるための行動なので。

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パニックには柔らかいものを抱きしめるのがいいと知って(大人の発達障害のパニック3つの原因と対処法(メルトダウン) | 社会福祉士が教える こころの病気とのつきあいかた)、買いました。お腹の部分がひんやりしているペンギンです。もちもちしているので顔をくっつけて遊んでます。確かに癒される。

 

コンサータからストラテラへ、二週間目のレポ

 

こんにちは。若干お久しぶりです。

 

6月上旬からストラテラを服用し始め、おとといから80gに増量になりました。

 

コンサータのときもそうでしたが特に副作用も出ないまま、順調に進んでいます。

 
コンサータに比べればたしかに効果は感じにくい

 

コンサータを服んだときの、ものすごくやる気が湧いてきてテキパキ物事を進めていける、あのものすごい無敵感というか…エンジン全開な気持ちにはなりません。低気圧になれば一日倒れてました。

それでも少しずつ効いてきているようには思います。

 

ストラテラの効果

 

  • 気分の波が(比較的)穏やかになった。

たとえば電車の中で子どもが騒いでいるとか、ものすごい音量で喋る人がいるとか、そういったときの腹立ちが以前と比較して7割引くらいになっている気がします。

といってもメルトダウンを起こしてコントロールが効かなくなるときもあります。これはもう別に自分をなだめる方法を探していくしかないのかな…

  • 部屋の片づけ・掃除が継続できている

コンサータ服用時に習慣づいたのか、ストラテラの効果なのかはわかりませんが、部屋を整えようと思うことは続いています。

「怒られるからやらなきゃ」ではなくて、「あ、掃除しよう。片づけよう。」って思えている。

  • 無理しないようになった

外出先の書店などで過集中を起こして気がついたら21時、なんてことがよくありました。わたしはコンサータを服用していると過集中に入りやすくなっていたのでこの傾向に対しては効いていなかったんですね。

ストラテラに変えてから、自分の疲れやすさを把握して休憩したり帰宅することができるようになりました。

  • 自分の中の時間の流れが時計と一致した

これ結構感動的です。コンサータでも多少は感じていましたが、「時間経過を気にしながら行動・作業する」ことができるようになってきました。

 

あとこれは効果なのか新たについた習慣なのか不明ですが、就寝後5時間で目覚めるようになりました。あんなに朝起きれなかったのに、25時に寝ても6時に起きます。すごい。

 

個人的にはコンサータの「勝手に体が動く」気持ち悪さがなくなったのでより自分のペースで頑張れるようになったという嬉しさがあります。もう無理はしたくないので。

次の診察以降に最大量の120gまで増える予定です。一定期間ごとに備忘録も兼ねてレポしていけたらと思います。

発達障害と片づけ

ADHDASDのわたし。

片づけが得意か?と聞かれれば答えは否。

 

個人の感想ですが

要・不要の区別をつけ、いらないものを捨てるということが一般的な意味でできるようになったのはコンサータを服用してからです。コンサータ服んでからものすごく部屋が片づきました(当社比)。
片づけるためにどう行動する必要があるのか、というのは発達障害を持つ人にはおそらくかなり難しい。なぜなら散らかっている状態とは?というところから始めなくてはいけないからです。

ASDの凝り性・収集癖とADHDの好奇心旺盛・多趣味の組み合わさったわたしの部屋はすごかった。足の踏み場もない状態で、いつも探し物が見つからない。こだわりがあるから親に片づけられるのも嫌でちょっとでも物が動いていたらものすごく怒る。…というのをずーーーーーーーーーーっとやっていました。


でも今ならわかります。興味があちこちに向いてしまい、ひとつひとつを追求した結果、モノが大量にあふれて情報量も多くなってどんどん混乱していく。


部屋が汚い→掃除しなさいと言われる→片づけから始めないといけない→片づけしていても正しい状態がわからない上にすぐ気が散ってしまう→掃除にたどり着けない→「掃除しなさい」が完遂できなくて自分を責める→部屋が汚い→…

できないできないのスパイラルだったのだと。

こう書くと解決方法は服薬しかないように読めてしまいますね。わたしもそれ以外に方法があったのかわかりません。もしかすると、服薬しないままでも(もっと時間をかければ)「まあ片づいてる」くらいまでは持っていけたのかもしれない。



余談ですが、わたしは自分の発達障害を疑う前から「凝り性」と「飽き性」が交互に訪れることに気づいていました。沼に落ちればまっしぐらに沈むくせに出ればすっかり忘れてしまう。流行りのジャンルにもほとんどハマらない。そのうち「根がオタク気質である」ことにも気づきます。
おそらく就活〜就労において挫折しなければそのままだっただろうと思います。“普通”と“普通じゃない”の境目なんてそんなものだし、だからこそグレーゾーンで苦しむ人は多いのだとも。