なるろぐ

ADHD/ASDの記録

コンサータからストラテラへ、二週間目のレポ

 

こんにちは。若干お久しぶりです。

 

6月上旬からストラテラを服用し始め、おとといから80gに増量になりました。

 

コンサータのときもそうでしたが特に副作用も出ないまま、順調に進んでいます。

 
コンサータに比べればたしかに効果は感じにくい

 

コンサータを服んだときの、ものすごくやる気が湧いてきてテキパキ物事を進めていける、あのものすごい無敵感というか…エンジン全開な気持ちにはなりません。低気圧になれば一日倒れてました。

それでも少しずつ効いてきているようには思います。

 

ストラテラの効果

 

  • 気分の波が(比較的)穏やかになった。

たとえば電車の中で子どもが騒いでいるとか、ものすごい音量で喋る人がいるとか、そういったときの腹立ちが以前と比較して7割引くらいになっている気がします。

といってもメルトダウンを起こしてコントロールが効かなくなるときもあります。これはもう別に自分をなだめる方法を探していくしかないのかな…

  • 部屋の片づけ・掃除が継続できている

コンサータ服用時に習慣づいたのか、ストラテラの効果なのかはわかりませんが、部屋を整えようと思うことは続いています。

「怒られるからやらなきゃ」ではなくて、「あ、掃除しよう。片づけよう。」って思えている。

  • 無理しないようになった

外出先の書店などで過集中を起こして気がついたら21時、なんてことがよくありました。わたしはコンサータを服用していると過集中に入りやすくなっていたのでこの傾向に対しては効いていなかったんですね。

ストラテラに変えてから、自分の疲れやすさを把握して休憩したり帰宅することができるようになりました。

  • 自分の中の時間の流れが時計と一致した

これ結構感動的です。コンサータでも多少は感じていましたが、「時間経過を気にしながら行動・作業する」ことができるようになってきました。

 

あとこれは効果なのか新たについた習慣なのか不明ですが、就寝後5時間で目覚めるようになりました。あんなに朝起きれなかったのに、25時に寝ても6時に起きます。すごい。

 

個人的にはコンサータの「勝手に体が動く」気持ち悪さがなくなったのでより自分のペースで頑張れるようになったという嬉しさがあります。もう無理はしたくないので。

次の診察以降に最大量の120gまで増える予定です。一定期間ごとに備忘録も兼ねてレポしていけたらと思います。

発達障害と片づけ

ADHDASDのわたし。

片づけが得意か?と聞かれれば答えは否。

 

個人の感想ですが

要・不要の区別をつけ、いらないものを捨てるということが一般的な意味でできるようになったのはコンサータを服用してからです。コンサータ服んでからものすごく部屋が片づきました(当社比)。
片づけるためにどう行動する必要があるのか、というのは発達障害を持つ人にはおそらくかなり難しい。なぜなら散らかっている状態とは?というところから始めなくてはいけないからです。

ASDの凝り性・収集癖とADHDの好奇心旺盛・多趣味の組み合わさったわたしの部屋はすごかった。足の踏み場もない状態で、いつも探し物が見つからない。こだわりがあるから親に片づけられるのも嫌でちょっとでも物が動いていたらものすごく怒る。…というのをずーーーーーーーーーーっとやっていました。


でも今ならわかります。興味があちこちに向いてしまい、ひとつひとつを追求した結果、モノが大量にあふれて情報量も多くなってどんどん混乱していく。


部屋が汚い→掃除しなさいと言われる→片づけから始めないといけない→片づけしていても正しい状態がわからない上にすぐ気が散ってしまう→掃除にたどり着けない→「掃除しなさい」が完遂できなくて自分を責める→部屋が汚い→…

できないできないのスパイラルだったのだと。

こう書くと解決方法は服薬しかないように読めてしまいますね。わたしもそれ以外に方法があったのかわかりません。もしかすると、服薬しないままでも(もっと時間をかければ)「まあ片づいてる」くらいまでは持っていけたのかもしれない。



余談ですが、わたしは自分の発達障害を疑う前から「凝り性」と「飽き性」が交互に訪れることに気づいていました。沼に落ちればまっしぐらに沈むくせに出ればすっかり忘れてしまう。流行りのジャンルにもほとんどハマらない。そのうち「根がオタク気質である」ことにも気づきます。
おそらく就活〜就労において挫折しなければそのままだっただろうと思います。“普通”と“普通じゃない”の境目なんてそんなものだし、だからこそグレーゾーンで苦しむ人は多いのだとも。

休職、そして退職。コンサータからストラテラ へ


タイトル通りです。少し前に休職期間を繰り上げて退職し、その翌日からコンサータの服用を中止しました。コンサータをやめたのにはいくつか理由があります。

 

ひとつは、一度服み忘れた日があったこと。けれど、服み忘れに気づかないまま一日を過ごしました。何事もなく。なんだ、コンサータ服まなくても大丈夫じゃないか。
まあ当たり前と言えば当たり前です。服用を始めるまで二十数年間、何もなしで生きてきたのですし。

もうひとつは、コンサータを服むと、たとえ体が疲れ果てて動かないような状態でも勝手に体が動いてしまう、という現象があったこと。

休めない、休むべきであっても「休息する」という判断ができない。医師いわく、「うまく動いていない脳を無理やり全開にして動かす薬だからそうなる」とのことでした。そして、基本的にはストラテラを推奨していると。(私がコンサータを処方されたのはどうしても仕事ができず辛いと訴えたからです)

 

ADHDの診断を告げられて1ヶ月半後から休職に至るまでの約1ヶ月、コンサータを服用していました。そして服用をやめてから、少し外出しても夕方には家で動けなくなるくらいには体力がなくなっていることに気づきました。もしかすると体力はかなり前から、コンサータを服用し始める前にはすでに底をついていたのかもしれない。それを無理やりコンサータで動かしていた、だから休職寸前には一週間に一度以上発熱が起きたりしていた…。

仮説ですが恐らくそうだったんだろうと思います。適応障害で食事が摂れなくなって、食べても吐いたりしていたことも影響しているでしょうが。

 

ストラテラは徐々に脳の前頭前野を発達させる薬だそうです。医師からは「効くのを楽しみにしていてください」、家人からは「コンサータなしの方がみつっぽくて良いと思うよ」と言われました。楽しみに待っていようと思います。